足関節フリー歩行補助具の取り扱い説明書

​より有効かつ安全性を高めてご利用頂く為に必ずお読み(視聴)下さい。

 

 利用上の注意点(お約束) 

 

重要項目⑴:正しい部位に正しい手順で装着する

​ 本品の特殊構造にもとづく強力な張力に耐える起点を発揮する為の重要なポイントは装着の部位(高さ)です。後面パッドがふくらはぎの中腹(最も太い部分)の上方に当るように装着することでふくらはぎ特有の形状を利用、前面パッドの摩擦係数との相乗作用で安定した起点の機能が生まれます。

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 コロバンダー5点セット装着手順/両手と片手バージョン 

​装着手順はコロバンダーをより効果的かつ長く使う上でとても重要です。

重要項目⑵:着脱感覚リセット体操習慣を習慣化する

 コロバンダーは強力に足関節を背屈位に保持することで躓き防止の実用性を発揮しますが、その結果として装具を外した時の着脱時の感覚にずれが生じる可能性が有ります。

 

 この課題は、競技用途に使用するアスリートなどであれば暫くすれば回復しますが、問題はシニア世代など運動感覚が低下した方が、例えば、買い物やウォーキングなどで長時間装着して帰宅、玄関で装具を外した直後です。

 

​ 爪先が自然に持ちがる感覚が残った状態で歩き出すと、躓くリスクが高まってしまいます。そこで、その課題を解消する手段が帰宅後に玄関先などで行なう『コロバンダーリセット体操』そして、屋内で常時装着して生活する方向けの『どんぐりこ体操』です。この習慣は約30秒弱の手軽さですが、感覚のズレを戻すだけでなく足腰強化や姿勢改善効果も期待出来る一石二鳥の習慣術です。

 

 実践法は動画を参考にして下さい 

重要項目⑶張力の調整目安

 コロバンダーの機能は爪先の引き上げだけで無く、中腰や階段を下りる際の踏ん張りも重要ですが、その機能を十分に発揮する為の鍵となるのが張力の加減です。張力は強すぎると●着脱の感覚が大きくなる、●後面パッドが当るふくらはぎに圧迫痛が生じるリスクが伴います。

そこで目安となるのが中腰で膝を曲げた状態でゴムバンド指で押してみて軽く弾く感覚があることです。

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重要項目⑷クロックス仕様ンダルとの連結法と

 クロックス仕様サンダルとの連結で注意しなければならない事は連結孔の位置です。中心よりも内側に連結すると足首が内反(内側に捻れる)して、捻挫や転倒のリスクが生じてしまいます。中心からやや外側に連結しましょう。

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重要項目⑸各種歩行補助具を使っている方が留意すること

 本装具は杖や歩行器など各種歩行補助具と組み合わせて使うことで相乗して歩行機能を高めるはずですが、注意すべきことは杖が無くても歩けるような場合でも直ぐに使用を止めることは避けてください。むしろ、身体が本装具になれるまでは積極的に杖を利用しましょう。​※ 杖をついた状態でも姿勢改善などの効果は期待出来ます。

重要項目⑹靴下選びで注意すること

 コロバンダーをナイロン製のストッキングなどの上から装着するとずり落ちるリスクが高まってしまいますので、綿混など滑り難い素材を選びましょう。尚、短いタイプのソックスはあらゆる素材で大丈夫です。

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重要項目⑺汚れ対策と衛生管理で注意すること

 外出から帰宅、あるいはトイレから出てサンダルの底を除菌する場合の注意点は

 

✔ サンダルの底だけでなく側面も除菌する(コロナ禍では特に重要)

✔ 除菌スプレーは掛け過ぎると床が濡れて他の利用者など滑る原因となるリスクに繋がります。吹き掛ける量を一吹きにする、床が濡れていたら拭き取る等で対応しましょう。

その他の注意点汚れ対策と衛生管理で注意すること

✔ 使用中の飲酒は極力控えて下さい。

✔ 長く利用頂くためにはふくらはぎの筋肉量が鍵です。

  爪先立ちなどのトレーニングを継続しましょう。

✔ 総合型転倒防止プログラムを実践しながら使いましょう。⇒ こちら

​お手入れ/選択など

✔ 丸洗い出来ます。中性洗剤で押し洗いしてから陰干しして下さい。

(重要):洗濯機で洗うと金属部分で他の服などを傷めるリスクがあり、タンブラー乾燥は生地を傷めます。

​✔ 本品は丈夫で長くご愛用頂けますが、カッターなど鋭利な刃物にはご注意下さい。

 個々の目的別活用マニュアル 

 個々の障害の程度や使用目的別の好適な活用マニュアルを紹介します。

 

​タイプ1:膝や背骨の疾病が原因ですり足歩行で躓くことが多くなった人

 変形性膝関節症や脊柱管狭窄症などが原因で膝が曲がり、すり足歩行で躓き転倒リスクが高まってしまった方の活用法です。躓き転倒は室内外で起こる為、履き替え無しの入浴就寝までの終日ご利用がお勧めです。

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​タイプ2:片麻痺などが原因で歩行介助が必用な方

 脳血管障害等に起因する片麻痺などで歩行介助が必用な方の活用法です。介助される方が装着することで安全性や効率が高まって介助する家族や施設職員の負担が軽くなる期待が高まります。また、老々介護や膝や腰に不安がある職員では介護する人も活用すると良いでしょう。

 どんぐりこ体操の習慣は、失われた足首の底背屈運動を再現することで脳の運動野を刺激する事で歩行機能の回復を促す効果もきた出来ます。

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​タイプ3:就寝中のこむら返り対策に使う方

 本アイテムは歩行補助、あるいは運動補助だけで無く就寝中起こるこむら返りの症状緩和と再発予防としても活用出来ます。毎日のようにつる方は床につく前に装着(位置は足首)たまにつる方は、枕元に置いていざつる兆しを覚えた時に装着(上に引き上げて)しましょう。